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プロローグ (ルネッサンスのアルバム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『プロローグ』
ルネッサンススタジオ・アルバム
リリース
録音 1972年6月 - 7月 ロンドン ノヴァ・サウンド・スタジオ[1]
ジャンル プログレッシブ・ロックシンフォニック・ロック
時間
レーベル ソヴリン・レコード
プロデュース マイルス・コープランド、ルネッサンス
専門評論家によるレビュー
ルネッサンス アルバム 年表
幻想のルネッサンス
(1971年)
プロローグ
(1972年)
燃ゆる灰
(1973年)
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プロローグ』(Prologue)は、イギリスプログレッシブ・ロックバンドルネッサンス1972年に発表した3作目のスタジオ・アルバムアニー・ハズラム加入後としては初のアルバムに当たる。

解説

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本作のレコ―ディングの前に大幅なメンバー・チェンジがあり、キース・レルフジェーン・レルフジム・マッカーティといったオリジナル・メンバーはいずれも脱退したが[2]、本作にはマッカーティが作った曲も収録されている[1]。LPは見開きジャケット仕様で発売され、ヒプノシスがデザインを担当した[3]。共同プロデューサーのマイルス・コープランド3世は、スチュワート・コープランドの長兄に当たる。

タイトル曲はフレデリック・ショパン革命のエチュード」からの引用を含む[4]。当初は歌詞を含むボーカル・ナンバーとする案もあったが、キーが高くてハズラムには歌いづらかったため、最終的には歌詞のないヴォカリーズという形になった[5]。「ラジャ・カーン」はラーガ・ロックの要素を持つ曲で、フランシス・モンクマンがゲスト参加した[1]

Bruce Ederはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け、全体像に関して「過渡期の作品で、後の作品と比べて標準的なハードロック・サウンド(サイケデリック色も含む)に根ざしている」、収録曲「スペア・サム・ラヴ」に関して「フォーク的なアコースティック・ギターが目立つ曲で、本作よりもよく知られている次作『燃ゆる灰』の曲(特に"Let It Grow"や"On the Frontier")を予期させる」、「ラジャ・カーン」に関して「1960年代末期のサイケデリアの系譜に連なるが、より先進的かつ技巧的である」と評している[1]

2018年にEsoteric Recordingsから発売されたリマスターCDには、それまで未CD化だった「スペア・サム・ラヴ」のシングル・ヴァージョンがボーナス・トラックとして追加された[6]

収録曲

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  1. プロローグ "Prologue" – 5:42
    • 作曲:マイケル・ダンフォード
  2. キエフ "Kiev" – 7:40
  3. サウンズ・オブ・ザ・シー "Sounds of the Sea" – 7:12
    • 作詞:ベティ・サッチャー/作曲:マイケル・ダンフォード
  4. スペア・サム・ラヴ "Spare Some Love" – 5:13
    • 作詞:ベティ・サッチャー/作曲:マイケル・ダンフォード
  5. バウンド・フォー・インフィニティ "Bound for Infinity" – 4:24
    • 作詞:ベティ・サッチャー/作曲:ジム・マッカーティ
  6. ラジャ・カーン "Rajah Kahn" – 11:31
    • 作曲:マイケル・ダンフォード

2018年リマスターCDボーナス・トラック

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  1. "Spare Some Love (Single version)" - 3:50

参加ミュージシャン

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アディショナル・ミュージシャン

脚注

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  1. ^ a b c d Eder, Bruce. “Prologue - Renaissance”. AllMusic. 2022年5月19日閲覧。
  2. ^ Eder, Bruce. “Renaissance Biography, Songs, & Albums”. AllMusic. 2022年5月19日閲覧。
  3. ^ Prologue - album 1972”. hipgnosiscovers.com. 2022年5月19日閲覧。
  4. ^ Duxbury, Janell R (2001). Rockin' the Classics and Classicizin' the Rock:: A Selectively Annotated Discography: Second Supplement. Xlibris Corporation. p. 181. ISBN 9781462807369 
  5. ^ Wiser, Carl (2012年9月20日). “Annie Haslam of Renaissance: Songwriter Interviews”. Songfacts. 2022年5月19日閲覧。
  6. ^ ルネッサンス『Prologue』 ボーナストラック付き新規リマスター再発”. amass.jp (2018年8月6日). 2022年5月19日閲覧。

外部リンク

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