プロローグ (ルネッサンスのアルバム)
『プロローグ』 | ||||
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ルネッサンス の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1972年6月 - 7月 ロンドン ノヴァ・サウンド・スタジオ[1] | |||
ジャンル | プログレッシブ・ロック、シンフォニック・ロック | |||
時間 | ||||
レーベル | ソヴリン・レコード | |||
プロデュース | マイルス・コープランド、ルネッサンス | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
ルネッサンス アルバム 年表 | ||||
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『プロローグ』(Prologue)は、イギリスのプログレッシブ・ロック・バンド、ルネッサンスが1972年に発表した3作目のスタジオ・アルバム。アニー・ハズラム加入後としては初のアルバムに当たる。
解説
[編集]本作のレコ―ディングの前に大幅なメンバー・チェンジがあり、キース・レルフ、ジェーン・レルフ、ジム・マッカーティといったオリジナル・メンバーはいずれも脱退したが[2]、本作にはマッカーティが作った曲も収録されている[1]。LPは見開きジャケット仕様で発売され、ヒプノシスがデザインを担当した[3]。共同プロデューサーのマイルス・コープランド3世は、スチュワート・コープランドの長兄に当たる。
タイトル曲はフレデリック・ショパン「革命のエチュード」からの引用を含む[4]。当初は歌詞を含むボーカル・ナンバーとする案もあったが、キーが高くてハズラムには歌いづらかったため、最終的には歌詞のないヴォカリーズという形になった[5]。「ラジャ・カーン」はラーガ・ロックの要素を持つ曲で、フランシス・モンクマンがゲスト参加した[1]。
Bruce Ederはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け、全体像に関して「過渡期の作品で、後の作品と比べて標準的なハードロック・サウンド(サイケデリック色も含む)に根ざしている」、収録曲「スペア・サム・ラヴ」に関して「フォーク的なアコースティック・ギターが目立つ曲で、本作よりもよく知られている次作『燃ゆる灰』の曲(特に"Let It Grow"や"On the Frontier")を予期させる」、「ラジャ・カーン」に関して「1960年代末期のサイケデリアの系譜に連なるが、より先進的かつ技巧的である」と評している[1]。
2018年にEsoteric Recordingsから発売されたリマスターCDには、それまで未CD化だった「スペア・サム・ラヴ」のシングル・ヴァージョンがボーナス・トラックとして追加された[6]。
収録曲
[編集]- プロローグ "Prologue" – 5:42
- 作曲:マイケル・ダンフォード
- キエフ "Kiev" – 7:40
- 作詞:ベティ・サッチャー/作曲:ジム・マッカーティ
- サウンズ・オブ・ザ・シー "Sounds of the Sea" – 7:12
- 作詞:ベティ・サッチャー/作曲:マイケル・ダンフォード
- スペア・サム・ラヴ "Spare Some Love" – 5:13
- 作詞:ベティ・サッチャー/作曲:マイケル・ダンフォード
- バウンド・フォー・インフィニティ "Bound for Infinity" – 4:24
- 作詞:ベティ・サッチャー/作曲:ジム・マッカーティ
- ラジャ・カーン "Rajah Kahn" – 11:31
- 作曲:マイケル・ダンフォード
2018年リマスターCDボーナス・トラック
[編集]- "Spare Some Love (Single version)" - 3:50
参加ミュージシャン
[編集]- アニー・ハズラム - ボーカル、パーカッション
- ジョン・タウト - キーボード、バッキング・ボーカル、アレンジ
- ロブ・ヘンドリー - ギター、マンドリン、チャイム、バッキング・ボーカル
- ジョン・キャンプ - エレクトリックベース、タンブーラ、リード・ボーカル(on #2)、バッキング・ボーカル
- テレンス・サリヴァン - ドラムス、パーカッション
アディショナル・ミュージシャン
- マイケル・ダンフォード - アレンジ
- フランシス・モンクマン - シンセサイザー・ソロ(on #6)
脚注
[編集]- ^ a b c d Eder, Bruce. “Prologue - Renaissance”. AllMusic. 2022年5月19日閲覧。
- ^ Eder, Bruce. “Renaissance Biography, Songs, & Albums”. AllMusic. 2022年5月19日閲覧。
- ^ “Prologue - album 1972”. hipgnosiscovers.com. 2022年5月19日閲覧。
- ^ Duxbury, Janell R (2001). Rockin' the Classics and Classicizin' the Rock:: A Selectively Annotated Discography: Second Supplement. Xlibris Corporation. p. 181. ISBN 9781462807369
- ^ Wiser, Carl (2012年9月20日). “Annie Haslam of Renaissance: Songwriter Interviews”. Songfacts. 2022年5月19日閲覧。
- ^ “ルネッサンス『Prologue』 ボーナストラック付き新規リマスター再発”. amass.jp (2018年8月6日). 2022年5月19日閲覧。